ロシア有事の可能性と、有事発生におけるリスク

ロシア有事の可能性と、有事発生におけるリスク ロシア有事

世界の安全保障環境は常に変化しており、特定の国や地域の有事は広範囲に影響を及ぼす可能性があります。
このブログでは、特にロシアと日本に関連する有事の可能性と、そのような状況が発生した際のリスクについて考えます。

なぜロシア有事の可能性があるのか

「ロシア有事の可能性と、有事発生におけるリスク」について、ロシア有事の可能性について考えます。
ロシアは世界最大の国土を持ち、軍事力も世界屈指です。
このため、ロシアの政治的・経済的な動向は国際情勢に大きな影響を及ぼします。
ロシア有事の可能性が指摘される背景には、国内外の政治的な緊張、経済的な不安定さ、地域的な紛争、または国際的な対立などがあります。

そんなロシア有事の可能性を3に分けてみました。

1. 北方領土問題

我々日本人に一番関係のある問題です。
北方領土、第二次世界大戦後、ソ連が占領した4つの島は現在もロシアが実効支配しており、両国間の平和条約締結の障害となっています。
ウクライナ危機が発生した近年、ロシア軍の北方領土周辺での活動活発化が報告されており、緊張が高まっています。

ロシアは、わが国固有の領土である北方領土においてロシア軍の駐留を継続させ、事実上の占拠のもとで、昨今、その活動をより活発化させているが、こうした動向の背景として、ウクライナ危機などを受けて領土保全に対する国民意識が高揚していることや、SSBNの活動領域であるオホーツク海に接する北方領土の軍事的重要性が高まっていることなどについての指摘がある

防衛省・自衛隊|令和元年版防衛白書|5 北方領土におけるロシア軍
北方領土問題 を簡単に解説 – 日本で有事に備える情報サイト

2. 中国との連携

次にあげるウクライナ問題以降、国際的に孤立したロシアは中国は近年関係を強化しており、軍事面でも協力が進んでいます。
中国による台湾侵攻が発生した場合、ロシアが中国側に加担する可能性も否定できません。日本は日米安保条約によって台湾防衛に関与する義務を負っており、ロシアの介入は日本にも直接的な影響を与える可能性があります。

台湾有事とは – 日本で有事に備える情報サイト

3. ウクライナ情勢の影響

2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻は、国際情勢に大きな変化をもたらしました。
ロシアの武力侵攻に対する国際社会の厳しい批判は、ロシアを孤立させ、中国との関係強化を加速させる可能性があります。(2. 中国との連携とつながります)

参考

今般のロシアによる侵略によって経済が大きく混乱しているウクライナにおいては、同国経済省の公表によれば、2022年の実質GDP成長率は-30.4%と大幅に落ち込み、同国が独立した1991年以降で最低の成長率を記録した

第2節 ロシアによるウクライナ侵略を巡る状況とその影響:通商白書2023年版 (METI/経済産業省)

ロシア有事によるリスク

次に「ロシア有事の可能性と、有事発生におけるリスク」のリスクについて掘り下げます。

ロシア有事は、直接的な軍事衝突から経済制裁、エネルギー供給の不安定化まで、様々なリスクを含みます。
日本とって、これらのリスクは経済活動の阻害、国民生活への影響、地政学的なバランスの変化など、多岐にわたる可能性があります。
具体的には次の4のリスクとして挙げられます

1. 軍事衝突

ロシアとの軍事衝突は、人命の損失や経済的な損害など、甚大な被害をもたらす可能性があります。

2. エネルギー資源の供給不安

ロシアはエネルギー資源の主要な輸出国であり、ロシア有事によってエネルギー資源の供給が不安定になる可能性があります。

2021年後半にロシアが欧州向けの天然ガス供給を絞り、2022年2月にロシアがウクライナを侵略した後は、天然ガス供給が世界的に絞られました。こうした結果、天然ガス火力が期待通りに活用できなくなり、欧州のエネルギー安全保障にも大きな影響を及ぼすことになりました。

第1部 第3章 第2節 世界的なエネルギー価格の高騰とロシアのウクライナ侵略 │ 令和3年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2022) HTML版 │ 資源エネルギー庁

3. 経済活動への影響

ロシアとの貿易や投資が制限されることで、日本経済に大きな打撃を与える可能性があります。

4. 国民生活への影響

物価上昇や交通機関の混乱など、国民生活に大きな影響を与える可能性があります。
2023年2月24日NHKではウクライナ侵攻1年 世界経済に与えた打撃は?今後のリスクは?として国民への影響を伝えています。

NHKではウクライナ侵攻1年 世界経済に与えた打撃は?今後のリスクは?
NHKではウクライナ侵攻1年 世界経済に与えた打撃は?今後のリスクは?

ロシア有事の情報はどこで知ることができるのか

ロシア有事に関連する情報を得るためには、政府発表や信頼できるニュースソースの追跡が重要となります。一般的なサイトですが参考までにご紹介いたします。

まとめ:ロシア有事の可能性について

「ロシア有事の可能性と、有事発生におけるリスク」のまとめ。
2024年時点ではロシア有事の可能性は低いと考えられますが、リスクをゼロにすることはできません

政府は国民の安全を守るために万全の対策を講じる必要があります。
また、国民一人一人がロシア有事に関する情報収集を行い、有事の際の行動について理解しておくことが重要です。

個人的には、プーチンが北海道のアイヌ人をロシアの民族として認定し、民族を開放するという名の元に北海道へ有事を発生する可能性もあるのではないかと考えています。

【江戸幕府の北方防衛】プーチン大統領「アイヌはロシアの先住民族」差別理由に北海道侵攻!? 幕府の「蝦夷地」防衛の歴史を国民共有の知識に(1/2ページ) – zakzak:夕刊フジ公式サイト –

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